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【必見】WordPress対応の初心者でも安心のサーバー7選

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WordPressの対応サーバーとは

WordPress対応サーバーとは、例えばレンタルサーバーの中でもWordPressのインストールに対応したサーバーのことで、特に自動インストール(クイックインストール、ワンタッチインストールなど、呼び名は様々)の機能を備えているサーバーが代表的です。

自動インストール機能を使えば、わざわざ自分でWordPressをダウンロードし、FTPソフトなどでアップロードするといった専門性な知識を必要としないので、初級者の方でも簡単にWordPressのWebサイトやブログを作成することができます。

しかし、WordPressに対応しているサーバーは数多く存在し、どれを選べばいいのか初級者の方は迷ってしまうでしょう。

そのため今回は、WordPress対応サーバーを比較して、それぞれの特徴や使いやすいものについて説明していきます。

レンタルサーバーとは

Webサイトやブログをインターネット上に設置する場所のことをWebサーバーと言い、それをレンタル(月額や年額料金)で貸し出しているサービスを、レンタルサーバーと言います。

WordPressでWebサイトやブログを自分のPCで作成しても、実際にインターネット上に設置する場所がなければ公開する事ができません。そのため、通常はレンタルサーバーを借りて自分のWebサイトやブログを設置するとインターネット上に公開することになります。

そもそもサーバーって何?という方はこちらをご覧ください。

【基本】Webサーバーって何?
サーバーとは、複数のユーザーやプログラム(クライアント)にサービスを提供するコンピューターのことです。Webサーバーとは、Webブラウザに対してHTMLや画像などの表示を提供するプログラムおよびそのプログラムが動くサーバーコンピュータです。

WordPress対応サーバーの選び方

まずサーバー選びのポイントですが、前提条件としてレンタルサーバーのWebサイトから、WordPressを自動でインストールできるものを選びましょう。

それをふまえて、以下の条件などで選ぶことが重要です。

  • 料金や契約期間
  • WordPressをインストールしやすいか
  • データベースが使いやすいか
  • アクセスが集中したときサーバーが落ちないか(アクセス過多によりサーバーが落ちると、サイトが表示されなくなります)
  • 運営の安全性やサポートが信頼できるか(電話サポートがあるかどうか)

それでは、オススメのレンタルサーバーを紹介していきます。

WordPressが使える初級者でも安心のサーバ7選比較表

この表は、横スクロール、スワイプで見ることができます。

 
プラン名 X10 スタンダード スタンダード ベーシック スタンダード CORE-A レンタルサーバー
初期設定 3,000円 1,500円 1,029円 2,000円 無料 無料 5,400円
月額費用 900円
(36ヶ月契約)
500円 515円 900円
(12ヶ月契約)
980円
(12ヶ月契約)
約397円
(12ヶ月契約)
1,000円
無料お試し期間 10日間 10日間 14日間 15日間 10日間 30日間 14日間
サーバータイプ 共用 共用 共用 共用 共用 共用 共用
ディスク容量 SSD 200GB HDD 120GB HDD 100GB SSD 200GB SSD 150GB SSD 120GB SSD 30GB
MySQL 50個 30個 20個 70個 無制限 無制限 10個
マルチドメイン 無制限 100個 14 無制限 無制限 無制限 10個
サブドメイン 無制限 ドメイン毎に500個 20個 無制限 無制限 無制限 無制限
WP自動インストール
自動データベース作成 - -
WPセキュリティ - - -
RAID構成
無料独自SSL
オプション独自SSL -
メールサポート
電話サポート - -

性能と安全性で選ぶなら「エックスサーバー」

エックスサーバーの特徴は、快適な速度を実現し大量のアクセスにも耐えうる高性能サーバーを採用していることです。どのサーバーか迷っている方は、エックスサーバーにしておけば間違いないでしょう。

そして、エックスサーバーはWordPressの親和性が高いとされています。

エックスサーバーにログインすると、以下のような管理ページがあります。最初はどのページで何ができるのか迷うこともあるかと思いますが、作り自体はシンプルなので一度覚えると比較的操作しやすいと思います。

  • インフォパネル(Info Panel)
  • サーバーパネル( Server Panel)
  • ファイルマネージャー

WordPressのインストールは、サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」から行えます。

また標準機能で自動バックアップがついているため、安全性も高いです(通常データは7日間、データベースは14日間保存される)。

バックアップ機能自体は無料ですが、実際にデータが消えるなどで、復元するデータを受け取るには手数料がかかるので、そのときには注意が必要です。

  • Web・メールデータ 10,800円(税込)
  • 特定のデータベース1つ 5,400円(税込)

サポート体制も24時間365日体制でメールサポートを完備。公式サイトには「メールでのお問い合わせには、必ず24時間以内に対応」とのことなので、こちらも安心できるでしょう。

電話サポートもありますが、担当者によって当たり外れが大きいので、専門的な質問をするならメールでお問い合わせしたほうが無難と言う声が多いようです。

さほど深くない技術的な質問、あるいは諸手続き等の質問なら、電話で問題ないです(筆者体験)。

料金は一番安いプランで1ヶ月あたり900円~1,200円(税抜)です(月払い、年払いにより変動します)。格安のサーバーと比べると少し高めの金額ですが、高性能かつ安全性で選ぶなら当サイトはエックスサーバーが最もおすすめです。

エックスサーバー

安さとコスパで選ぶなら「ロリポップ」

ロリポップ!は、格安サーバーとして代表的なレンタルサーバーです。「エコノミープラン月額100円(税抜)」という安さで始めることができます。しかし、WordPressを利用するなら、MySQLデータベースが利用できる「ライトプラン月額250円」以上のプランからになります。

アクセス速度は、「問題ない」や「ページの表示が遅い」と賛否様々です。格安なコースではそこまで厳しい注文を求められないかもしれませんが、初級者用・入門用のレンタルサーバーとしては良いと思います。

ロリポップ!の管理画面は、見やすく初級者の方でも割と操作しやすいです。ログイン後、ワンボタンでWordPress簡単インストールまでたどり着けるので、初めて扱う方にも親切な設計になっています。

また、時代とともに機能の拡張やアップグレードを施しているので、格安サーバーによくある「数年後には時代遅れのレンタルサーバー」になる可能性も低いです。長年人気を保ち続けている理由の一つです。

一つ注意が必要なのが、WordPressログイン画面へのアクセス制限があることです。

WordPressへ不正なログインを試みると思われるアクセスが確認されたということで、管理画面にログインしようとすると「アクセス制限」の画面になってしまうことが、頻繁にあります(筆者体験)。

ファイルマネージャーのような「ロリポップFTP」で、.htaccessファイルを編集して、現在アクセスしているIPアドレスのログイン許可を与えると、管理画面にアクセスできます。

それだけ、ロリポップに対する外部からの攻撃が多いのかもしれませんが、筆者の経験では、けっこうな頻度でアクセス制限画面になることがありました。変動IPアドレスの場合には、アクセスするごとにIPアドレスが変わることになるので、都度.htaccessファイルを編集する必要が出てきます。

バックアップ機能を搭載していて、月額300円(税抜)と有料ですが、バックアップデータを復元する際に別途料金はかかりませんし、バックアップする周期も、「手動・1日・3日・7日・15日・30日」と選択でき、過去7回分までのデータを復元できるので、いざというときに役に立ちます。

サポートについては、メールでのお問い合わせは24時間対応です。急いでいる方は、オペレーターとのチャットサポートでやり取りできたり、スタンダードプラン(月額500円)以上の方だと、電話サポートにも対応しています。

しかし、メール対応の返信が遅かったり、質問に対しても的確な返答が返ってこなかったりと、口コミでの評価は低いようです。格安なので、その辺りには人件費を割いていないのが現状なのかもしれません。

またロリポップのサポートの特徴は、マニュアル動画が付いていることでしょう。「WordPress簡単インストール」の動画であれば、ログインからWordPressの導入まで解説しています。

サポート体制に不安はあるものの、格安であることを含めるとサイトやブログ運営の入門用のサーバーとしては、問題ないかと思います。

ロリポップ!

幅広さと専門性で選ぶなら「さくらインターネット」

さくらインターネットにも格安プランがあります。WordPressを利用できるプランは、「スタンダードプラン月額515円」からです。

さらに、最大でサーバー1台を丸ごとレンタルできる「マネージドプラン月額12,960円~」など、幅広いニーズに対応するプランも備えています。

管理画面については、選択項目が多いので慣れるまでは少し操作しにくいと感じるかもしれませんが、WordPressは「クイックインストール」という機能で簡単にインストールができるようです。

マニュアルは充実しているので、初級者から中級者まで幅広く対応。スタンダードプラン以上ではバックアップ機能も無料で搭載されています。

サポート体制については、電話サポートが全プランに対応していることもあり、なかなか繋がらないことも。メールサポートに関しても返信が遅い口コミが多く、少し不安のあるサポート体制のようです。

さくらインターネットは、格安プランから企業向けの大型プランまで幅広いニーズに対応しながらも、専門的なマニュアルやサポート体制など、少し玄人向けのレンタルサーバーと言えるでしょう。

また、さくらインターネットではハッカー対策として、以下のようなことがあるようです。ロリポップと同様の対応ですが、やはり人気サーバなので攻撃の対象になってしまうのかもしれません。

  • メールパスワードの漏洩を確認した場合、予告なくパスワードを変更
  • ハッカーなどによる不正ファイルの設置が検知された場合、アクセスできないように書き換える

こうなってしまった場合、すべてのファイルを一度削除する必要が出てくることもあるようです。必ずバックアップ機能を使用するか、自身でバックアップを取っておくことが必要です。

さくらインターネット

高スペックが売りの「ヘテムル」

ヘテムル はロリポップを提供しているGMOグループが運営しているレンタルサーバーです。ロリポップが初心者向け・格安を売りにしているとすれば、ヘテムルは中級者向け・高スペックを売りにしています。

なんでも「HTML」を「ヘテムル」と呼んだスタッフがいたことから、「ヘテムル」という名称になったようです(本当でしょうか?)。

料金プランは「月800円のベーシック」と「月1,600円のプラス」の2つのプランだけです。他のレンタルサーバーと比べてもシンプルです。

この2つのプランは、ディスク容量や転送量に違いがありますが、これからWordPressを始めるのであれば、「ベーシック」で良いでしょう。ただし一度プランを決めてしまうと、契約途中での変更はできないので注意が必要です。

ヘテムル の独自サービスとして、「設定おまかせサポート」があります。これはWebサイトの移転やWordPressの簡単インストールなどを代行してくれるサービスです。

ただし、これにはサーバーのレンタル料とは別途費用がかかります。4,500円から対応の各サービスがあります。どうしても自分でインストールできない場合は、利用を検討してもいいでしょう。

ヘテムル では、WordPressの簡単インストール機能が利用できます。WordPressの簡単インストール時には、既存のデータベースを利用するか新規でデータベースを自動作成するか、選択できます。

サーバーの機能をコマンドラインで使えるようになるSSHやWAF(Web Application Firewall)など、中級者向け以上の機能も充実しています。多くのレンタルサーバーで採用されている「Let's Encrypt」による無料の独自SSLも使えます。

電話によるサポートは、平日の10時から18時まで対応しています(年末年始、休業日を除く)

お問合せフォームからのサポートも可能です。原則24時間以内での返信に対応しているので、いざという時にも、少ない待ち時間でサポートを受けることができるでしょう。

ヘテムル

プランによってサーバーのスペックが大幅に変わる「mixhost」

MixHost は、クラウド型のレンタルサーバーです。「クラウド型」を簡単に説明すると、サーバーの資源を独立させることで、他のユーザーの影響を受けにくくセキュリティ的にも強固で安定したサービスを提供できるレンタルサーバーのことです。

MixHost では、「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」「ビジネスプラス」「エンタープライズ」の5つのプランを提供しています。

プランによって、サーバーの性能(CPUやメモリ)が大きく変わります。mixhostは契約後にプラン変更が可能になっているので、まずは一番安いスタンダードプランからスタートすれば良いでしょう。

MixHost では「cPanel」という管理画面が用意されています。これが少し使いにくいと感じました。

アイコンとテキストで設定できる項目が表示されているのですが、何を設定できる項目なのか、少々わかりにくいようです。

WordPressの自動インストール機能は、cPanelの下の方にあります。2019年6月17日現在ではWordPressのバージョン「5.2.1」「5.1.1」「5.0.4」「4.9.10」の4つのバージョンから選択できます。データベースは自動で作成されます。

管理画面の「cPanel」には、マニュアルがあるのですが英語で記述されています。インターネットで検索すれば、cPanelの機能によっては日本語で解説しているWebサイトなどもありますが、完全ではありません。

また電話サポートには対応しておらず、お問合せフォームからのサポートのみ対応しています。

cPanelの使いづらさや、電話サポートが用意されていないことなど、まったくの初心者にとっては、少し使いづらいレンタルサーバーかもしれません。

そのため、サーバーの性能重視で選びたい人にとっては、選択肢の1つとなるレンタルサーバーと言えるでしょう。

MixHost

安価で転送量無制限が魅力的な「CORESERVER」

CORESERVER は、ロリポップやヘテムルを運営している、GMOグループのレンタルサーバーです。「CORE-MINI」「CORE-A」「CORE-B」「CORE-C」の4つのプランがありますが、個人でWordPressを運営するなら、月額約397円で済むCORE-Aプランで十分でしょう。

契約後のプラン変更も可能ですので、Webサイトのディスク用量が足りなくなったり、負荷が大きくなったりした時に、上位プランへの検討が必要になるかもしれません。

また、CORESERVER 転送量に制限がないとされていますが、サーバー全体で負荷がかかっている場合、単位時間当たりの転送量を調整するとされています。

多くのレンタルサーバーで導入されているWAF(Web Application Firewall)には対応していない点も、注意です。

CORESERVERの管理画面は、一見すっきりしていますが、設定したいサーバーの項目がどこにあるのかわかりにくい印象を受けました。

WordPressの自動インストールは、「CMSインストール」機能で行えます。データベースの自動作成には対応していないので、WordPressの自動インストール時に別途設定する必要があります。

管理画面には日本語で書かれたマニュアルがあるので、操作に困ったときも安心です。

電話サポートは「CORE-B」「CORE-C」プランを利用している人限定のサポートです。電話サポートは事前に予約が必要なので、トラブルを早期に解決することは難しいかもしれません。

しかし、ライブチャットによるサポートが設けられており、10:00~12:00と13:00~17:00の間だけ利用できます。お問合せフォームからのサポートも受け付けているので、急ぎでない場合は、こちらを使うと良いでしょう。

CORESERVER

とにかくWordPressに特化した「wpX」

wpX は、WordPressに特化した高速なレンタルサーバーです。汎用的なエックスサーバーをWordPress専用のサーバーにチューニングしたような仕様になっており、WordPressしか使わないから、とにかく高速で動作させたい人にとって、おすすめのレンタルサーバーです。

料金別のプランは無く、契約期間ごとに月額料金が変化するシンプルな料金設定を採用しています。

注意点として、wpXではWordPressしか動作させることができません静的なHTMLファイルで作られたページなどは動作しないので注意が必要です。

wpX の管理画面は、シンプルで使いやすい印象を受けました。とにかくWordPressを動作させるためのレンタルサーバーなので、WordPressの自動インストールには当然対応しています。データベースも自動作成されます。

しかし、WordPressの自動インストールでは、2019年6月18日現在では、過去バージョンのWordPressを選択することはできないので注意が必要です。

wpX では、電話によるサポートも対応しています。平日の10:00~18:00までです。お問合せフォームからのサポートも受けられますので、急ぎでない場合はお問合せフォームを利用するとよいでしょう。

wpX


この表は、横スクロール、スワイプで見ることができます。

 
プラン名 X10 スタンダード スタンダード ベーシック スタンダード CORE-A レンタルサーバー
初期設定 3,000円 1,500円 1,029円 2,000円 無料 無料 5,400円
月額費用 900円
(36ヶ月契約)
500円 515円 900円
(12ヶ月契約)
980円
(12ヶ月契約)
約397円
(12ヶ月契約)
1,000円
無料お試し期間 10日間 10日間 14日間 15日間 10日間 30日間 14日間
サーバータイプ 共用 共用 共用 共用 共用 共用 共用
ディスク容量 SSD 200GB HDD 120GB HDD 100GB SSD 200GB SSD 150GB SSD 120GB SSD 30GB
MySQL 50個 30個 20個 70個 無制限 無制限 10個
マルチドメイン 無制限 100個 14 無制限 無制限 無制限 10個
サブドメイン 無制限 ドメイン毎に500個 20個 無制限 無制限 無制限 無制限
WP自動インストール
自動データベース作成 - -
WPセキュリティ - - -
RAID構成
無料独自SSL
オプション独自SSL -
メールサポート
電話サポート - -

 

まとめ

  • WordPress対応サーバーは、WordPressをインストールする機能が備えてあるサーバー。
  • 特にWordPressの自動インストールを含めた、使いやすさとサポート等の信頼性で選ぶ。
  • 迷ったらエックスサーバーがおすすめ!(当サイト見解)
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