地球に実在する不老不死の生物

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WHO(世界保健機関)の2018年の発表では、世界の平均寿命の1位は日本でした。
84.2歳(男女混合)だそうです。

日本に次いで、2位がスイス、3位がスペイン、4位がタイでオーストラリア、フランス、シンガポールです。

数字の上では、日本の長寿大国ぶりが続いていますね。

 

でも、寿命というものは、時代によってかなりの差がありますよね。
時代を遡って、日本の寿命の変遷を見ていってみましょう。

 

第二次世界大戦直後(戦後)の頃は、平均寿命が52歳。
現在から見ると、かなり短いです。

第二次世界大戦のときにはが31歳。
これは戦争があったからで、特別な時期ですね。

明治時代は44歳。
現代のおよそ半分ぐらいなのですね。
医学の進歩や食べ物、生活環境などが影響しているのでしょうか?

44歳というと、現代ではまだまだこれから働き盛りという年代。
会社の役職では「課長」ぐらいの年齢でしょうか?

 

江戸時代は32~44歳。

平安時代は、「貴族」の場合30歳(庶民はもっと短かったのでしょうか?)。

30歳なんて、現代社会ではまだ未熟と見なされる場合もあると思います。
体力的にはまだまだ無理がきく年齢、まだいっぱい動ける年齢ですよね。
徹夜2日ぐらいは平気だとか (≧▽≦)

 

さらに遡り、弥生時代では18歳~28歳。
ずいぶん幅がありますね。

そして、旧石器時代や縄文時代においては、なんと平均寿命が15歳だったようです。

15歳!

現代人の5分の1以下の長さの人生です。

きっと、作物や獲物は穫れたか、病気にかからなかったか、致命的な怪我をしなかったか、部族同士の争いはなかったか、などが大きく関係しているのかもしれません(すみません、全く勝手な想像です (^-^:))。

15歳といえば、現代では中学3年生か高校1年生。
少年から青年になっていく途中ぐらいですか。

縄文時代では、15歳前後には子供を産んで育てていた、ということでしょうか?
意識の上では、今よりずっと早熟だったのかもしれません。
タイムマシンで縄文時代に行って、当時の15歳に会ってみたいものです。

でも、会って話してみたら、当時のしっかりした15歳に説教されるかもしれません。
50歳にもなって、まだまだ子供みたいだな!」と。

 

人間の長寿の例が84歳だとすると、生物全体の寿命はどうでしょうか。

鯉(コイ)の寿命は、平均20年以上ですが70年以上生きるものもいるようです!
優雅に見えますが、生命力が強い魚なんですね。

馴染みがないですが、ニュージーランドだけに生息するムカシトカゲという爬虫類、これが100~200年生きるとのこと!
トカゲが長寿なんて、ピンときませんよね。

 

さらに、海の生き物にも長寿が多いようです。

寿司ネタとしても有名なミルガイ(ミルクイ)、これが100~160年。
自分よりはるかに先輩の生き物です。
食べちゃうのが申し訳ないような・・・。

ホッキョククジラは、60年から長いもので200年以上!
体のサイズというのは、寿命に関係あるのでしょうか?

亀は長寿といわれていますが、その中でも特に長寿であるガラパゴスゾウガメは、長い例で250年。
250年というと、江戸時代の初めから終わり(265年間)ぐらいまでの長さぐらいになってきますね。

 

まだ海洋生物は続きます。

赤ウニが200年!
これも食べちゃうんですね!

アイスランド近海で獲れるアイスランド貝の最長例が、実に400年以上!

そして、「海綿動物」という、自分では動くことのない海の生物は、一般的な「寿命」という定義がないようで、1550年生きているという固体がいるそうです。

 

植物は、全く格が違います。

日本の屋久島の縄文杉は、古いもので2700年!

スウェーデンのダラルナという地方で発見されたオウシュウトウヒという樹木の「根の部分」は、約9550歳と発表されたそうです。

9550歳!

人間が、まだかろうじて渡ることができたベーリング海峡を海に浸かりながら渡って、 ユーラシア大陸からアメリカ大陸へ移り住んでいったのが、だいたい1万年前といわれていますから、その頃から生きているのでしょうか。

 

しかし、 地球規模の中では、9550歳などまだ「鼻たれ」です。

タスマニアのヒューオン・パインという針葉樹のクローン群落(無性生殖で増えていき、ひとつの地域で植物が有機的関係で生えていること)では、推定1万500年。

ちなみに「寿命」の定義というのは、「有性生殖(雌雄によって新たな個体が形成される)」で増えていくものが対象のようで、「無性生殖(1つの個体が単独で新しい個体を形成する)」のは、個体の年齢とは別の概念になる、という説もあるようです。

しかしここでは、「途絶えることなく行き続けているもの」という定義で進めます。

 

さらに、上には上がいます。

 

「1万500歳だと?どこのヒヨッコだ?」
と語る植物があります。

スペインの海洋性植物ポシドニア・オセアニア・シーグラスという海草は、推定10万歳だそうです。ユネスコの世界遺産に指定されているようです。

10万歳。
もはや時間の感覚がわかりません。

10万年前というと、人類最古の祖先とされているアフリカの古代人が、人類史上初めて「象徴表現(抽象的な概念を表したもの)」を生んだ時代だそうです。ここでいう象徴表現とは、洞窟の壁画などに残っている抽象的な絵、などのことですね。

 

しかし。

人間の祖先の歴史を尺度としてあてがっているうちは、地球の長寿ランキングでは「おこちゃま」レベルです。

ついには、この記事の件名である「不老不死の生物」が存在するそうです。

 

それは、ベニクラゲです。

 

ベニクラゲとは、文字通りクラゲのグループの生物で、直径4~10mmだそうです。

 

 
 
 
 
 
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ベニクラゲは、老衰するといったん死んだように海の底に沈み、その後幼生の「ポリプ」という状態に「若返って」から、再び成長を始めるというのです。

このサイクルがループして、「死ぬ」という状態にならずに生き続けるのだそうです。

このときの「若返る」という状態は、「生物の成長の環を逆回転する」ようなステップだそうです。

このような特殊な生態から、ベニクラゲは「不老不死のクラゲ」と呼ばれることもあり、理論上では「永遠の命を持つ」とも解釈できるようです。

ここまで来ると、先輩というか、生命の水先案内人です。
「生きるサイクルの秘密を教えてください」と、ベニクラゲにお願いしたくなります。

ベニクラゲの生態のサイクルは、「再生を続ける」という意味でとても興味深いですね。

 

話は、急激に現実に戻りますが (〃▽〃)

私たちのいろいろな活動(ビジネス、ライフワークなど)も、常に「再生」を続けられたら、長く存続できるかもしれませんね。

ビジネスの寿命が来るということは、死活問題です。
ですから、私たちは、食べていくために何とかして存続させようとします。

しかし、一つの形に凝り固まって変化できなくなり、老いていってしまう場合も、往々にしてあると思います。

環境の変化に適応できなくなって、絶滅してしまうこともあります。

時には、これまでのスタイルを壊して新しい形に生まれ変わり、
再び成長を始めることが、本来必要なのかもしれませんね。

 

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