創業1400年!世界最古の会社はなぜ日本にあるのか

当記事は「わかるWeb」メールマガジンの過去記事です。最新のメールマガジンの受信はこちらで登録ください!

LINEで送る
Pocket

この記事は約6分で読めます。

「企業生存率」という言葉があります。
文字通り、企業(新設法人)の生存率を数字で表したものです。

多くの分析例があり、分析した数値には多少幅があるようですが、近年の企業生存率はおおむね以下のようです。

1年後には、生存率60%
3年後には、38%
5年後には、15%
10年後には、5%
30年以上生存する企業は、0.02%!

それどころか、わずか1年後には、40%の会社は無くなっている!?

 

変化する世の中で企業が生き延びるには「環境適応能力」が必要だ、と言われます。

生物界で、環境適応能力が高い生物が進化して生き残ってきたのと同じように、ビジネスでも変化に対応できない企業は死に絶えてしまう、ということなのでしょう。

会社が100人体制なのか、10人体制なのか、はたまた個人事業主なのかにかかわらず、経営者にとっては、生き残れるかどうかは実にシビアな問題です。

 

生存率の話をすると、「では、どんな企業が長生きしているの?」と聞きたくなりますよね。

大手企業でしょうか?
財閥系の会社でしょうか?
あるいは、昔ながらの伝統的な職種の会社でしょうか?

 

ご存知の方もいるでしょうが、世界中で最も古い長寿企業の「上位10社」のうち、実に「7社(70%)」が日本の会社なのです。

「70%」です!

 

さっそく、 世界の古い会社を10位からカウントしてみましょう (*^U^*)

■第10位
【イギリス】王立造幣局(886年~)
イギリスの紙幣や貨幣を製造している王立の会社。

■第9位
【日本】田中伊雅仏具店(885年~)
京都府の佛具の老舗。

■第8位
【フランス】パリ造幣局(864年~)
通貨を作っている国有会社。

■第7位
【オーストリア】シュティフツケラー・ザンクト・ペーター(803年~)
ザルツブルクにある、現存する世界最古のレストラン!

■第6位
【日本】源田紙業(771年~)
京都で、祝儀用品などの紙製品を扱っている会社。

 

さあ、いよいよ5位以内です。

 

■第5位
【日本】法師旅館(718年~)
石川県の旅館。2011年までは、世界最古のホテルとしてギネス認定されていたそうです!

■第4位
【日本】千年の湯古まん(717年~)
兵庫県豊岡市の、城崎温泉の旅館。日生下氏という一族が始めたそうです。

 

上位3位は!

 

■第3位
【日本】慶雲館(705年~)
兵庫県の、世界最古のホテルとしてギネス認定もされている旅館!
天武・元明両天皇時代の元号「慶雲」からとったとされる旅館名。
その昔、徳川家や武田家も訪れたことがある、人気の旅館だそうです!

■第2位
【日本】池坊華道会(587年~)
京都府の、いけばなの伝統文化を伝える企業。華道の池坊家からつけられた名前らしいです。

 

そして第1位、世界で一番古い会社は!!

 

■第1位
【日本】金剛組(578年~)
大阪市の寺社建設の会社。
古事記が編纂(へんさん)された712年よりも130年以上前に創業し、1400年以上存続している会社です。
最初に受注したのは、聖徳太子からの命を受けて「四天王寺を建てる」という仕事だったそうです!
現在では、「高松建設」の系列会社となっているそうです。
https://www.kongogumi.co.jp/

 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

natsukoさん(@na_photo0717)がシェアした投稿 -

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ノセノセ星人さん(@nosenose_seijin)がシェアした投稿 -

 

(古い会社のランキングは「Web Tips!!!」サイトから抜粋・引用。メルマガ用に調整しています)

 

このとおり、世界中の古い会社のうち1位~6位までが、日本独占。
10位までで、日本の会社が計7社あるのです。

なぜ日本にここまで古い会社が多いのか?
古くからの企業が、ぜこれほど長期にわたって存続できているのか?

 

これには、いくつかの説があります。

 

一つ目は、「日本に平和が長く続いたこと」。

日本は、 端っこにある島国という地理的な理由もあり、国を覆すほどの戦渦に巻き込まれたことがなかったため、古い企業が存続できた、という説です。

第二次世界大戦の末期には、一年弱の間本土空襲に見舞われましたが、それでも、他の大陸の国々のように、全土が戦火につつまれて滅亡の危機に瀕したということはなかった。

もし大きな戦火が続けば、社会も破壊され、企業の存続どころではなくなる。しかし、国としては長期の平和が保たれていたから、結果的に企業も滅亡することがなかった、という説です。

この説で言うと、他の国々に比べて、やはり日本は平和だったのですね。

 

二つ目は、「しっかりした経営哲学、理念を持っていたこと」。
例えば、第1位の金剛組の「社訓」には、以下のような内容があるそうです。

  • 判断・決断の基準とする企業理念がある
  • 顧客第一主義
  • イノベーションを追求する
  • 身の丈を知り、分相応にする
  • 謙虚さを忘れない
  • 人を尊重し、コミュニケーションを大切にする
  • 部下を人として大事に扱う
  • 協調精神を大事にする
  • 利己的にならず、正直に対応する
  • 利益至上主義にならず、適正価格を守る
  • ブランドや信用を大事にする
  • 創業精神を大事にする

全て現代でも通用する、根源的な人としての生き方・考え方がベースとなっている社訓ですね。こういった経営哲学、理念を実直に守ってきたことが、長寿の要因だという説です。

(「SankeiBiz」サイトおよび「livedoor NEWS」から抜粋・引用。メルマガ用に調整しています)

 

実際には、どの上位の企業でも、何度も倒産の危機にあったり、経営不振に陥ったりしたことがあったのかもしれません(何しろ、最長1400年ですから!)。

しかし、その都度経営哲学を振返って、時には改革や軌道修正をして、立ち直ってきたのかもしれません。

 

さて、ここまで壮大な話ではありませんが (//▽//)

我々が作っていくビジネスも、できる限り広く、長く反映させるためには、自分なりの理念があるべきかもしれませんね。

理念といったって、人類愛とか社会事業とか大げさなものでなくても、自分なりに実感の持てるものです。

例えば、困っている人の助けになるサービス人の悩みを解決するサービス誰かの元気や喜びになるサービスなどです。

 

いずれにしても自己満足ではなく、「誰かの役に立つサービス」を目指すべきでしょう。

金剛組の「社訓」にも、そのような考え方がたくさん含まれています。

それは、ひとつのWebページの作成においても言えることですよね。

誰かの助けになったり、人の悩みを解決できれば、ゆくゆく我々に利益をもたらすでしょうし、そのような有益な情報を載せることは、Googleの掲載方針とも合致します(*^o^*)

 

ビジネスでつまづいたり迷ったりしたら、
今回見た「はるか大先輩の企業の言葉」などに耳を傾けるのもよいかも、知れません。

 

LINEで送る
Pocket