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WordPressを無料で導入できるレンタルサーバー
ここでは、WordPressを動作させることができる無料のレンタルサーバーを紹介します。これらは、有料のレンタルサーバーの下位プランとして公開されているものが、ほとんどです。
「XFree」「XREA Free」「Star Server Free」の3つについて紹介します。
WordPressが使える初級者でも安心の無料サーバー3選比較表
この表は、横スクロール、スワイプで見ることができます。
XFree | XREA Free | Star Server Free | |
---|---|---|---|
インストールできるWordPress | 5個 | 1個 | 0個 |
ディスク容量 | 1~2GB | 1GB | 2~4GB |
独自ドメイン | 5~10個まで | 10個まで | 1個 |
データベース容量 | 100MB | Web領域と共有 合計で1GBまで |
50MB |
エックスサーバー社が提供する「XFree」
WordPressが動作するレンタルサーバーの中でも、定番がエックスサーバーでしょう。
インターネット上の記事などを見ても、多くの人がWordPressを利用する際に推奨しているレンタルサーバーの1つとされています。
エックスサーバーは有料ですが、XFreeというブランドで無料のレンタルサーバーも提供しています。
有料のエックスサーバーと比べると、無料のXFreeは機能の点では見劣りしますが、WordPressの自動インストール機能なども標準で使用でき、エックスサーバーの良いところは、無料のXFreeでも活かされています。
XFreeでWordPressが動作するサーバーとしての機能は、以下の通りです。
- インストールできるWordPressの数は5個
- ディスク容量は2GB
- 独自ドメインは5個まで
- データベース容量は100MB
XFreeは、無料で利用できるレンタルサーバーですが、パソコンによるアクセス時には広告が表示されません。
広告はスマートフォンやタブレットでアクセスした場合にのみ表示される仕様になっています。しかも表示される広告は、基本的に画面の下部に表示されるため、訪問者にも優しい設計です。
当然ですが、CSSなどを使って広告を非表示にする行為は規約違反の対象となるため、アカウントが停止されることもあります。
XFreeでは、WordPressの新規インストールが5つまで行えます。自動インストール機能に対応しており、必要なデータベースも自動的に作成してくれます。
WordPressのログインIDとパスワードを忘れてしまっても、XFreeの管理画面からWordPressのIDは確認できますし、パスワードの初期化も可能です。
データベース操作では、phpMyAdminというデータベース専用の管理画面が利用できます。データベースのバックアップはphpMyAdminからでもできますし、XFreeの管理画面上からも直接データベースのバックアップの取得も可能です。
とにかく、WordPressが使える無料のレンタルサーバーを探しているなら、まずはXFreeからスタートすると良いでしょう。
レンタルサーバーの老舗・XREAが提供する「XREA Free」
古くからのインターネットユーザーなら、XREAのことを知っている人も多いのではないでしょうか。
XREAは、2001年から無料で使えるWebサーバー領域を提供し続けてきました。当時はXREAのアカウントを希望してもすぐに定員になってしまったため、XREAのWebサイトに張り付いていた人もいました。
XREAは、無料のレンタルサーバーを提供しています。
XREAの無料レンタルサーバーとしての機能は以下の通りです。
- インストールできるWordPressの数は1つ
- ディスク容量は1GB
- 独自ドメインは10個まで
- データベース容量はWeb領域と共有、合計で1GBまで
XREA Freeで公開されているWebサイトには、画面の上部に自動的に広告が表示されます。この自動的に表示される広告を、CSSなどで非表示にさせることは禁止されています。
XREA Freeでは、サーバーのコントロールパネルを操作するためのAPIが公開されています。
レンタルサーバーでこのようなAPIを公開することは珍しく、XREA Freeで複数のアカウントを操作する場合、ブラウザ上で操作するよりも、APIを使用してプログラムを作成するなどして操作することで、効率的な管理ができるようになるでしょう。
上の画像は、XREA Freeの管理画面です。XREAの上位プランであるCORESERVER の利用経験者ならわかるかもしれませんが、CORESERVERとほとんど同じデザインの管理画面です。
WordPressの自動インストールは可能ですが、データベースの設定は手動で行う必要があります。また、WordPressの他にはMovable TypeやXOOPS Xの自動インストールにも対応しています。
また、XREA Freeを利用途中に有料版のプラン「XREA+(プラス)」に変更させることも可能です。
まずは無料版で試してみて、良さそうだと感じたら、上位のプランへの移行を検討しても良いかもしれません。
とりあえずWordPressを動かしたい人は「Star Server Free」
最後に紹介するのは、Star Server Freeです。先ほど紹介した2社の比べると、可もなく不可もなくといったあまり特徴のないサーバーですが、無料でWordPressを動作させられるレンタルサーバーです。
無料レンタルサーバーとしての機能は以下の通りです。
- インストールできるWordPressの数は1つ
- ディスク容量は1GB
- 独自ドメインは1個
- データベース容量は50MB
Star Server Freeも、XFreeと同様に、広告はスマートフォン、タブレットでアクセスした場合にのみ表示されます。なおメールに関する機能は一切ありません。
上の画像は、Star Server Freeの管理画面です。直感的で使いやすい管理画面だと感じました。
Star Server Freeでも、WordPressの自動インストール機能が利用できます。データベースも、自動的に作成されます。
Star Server Freeから有料のStar Serverへのプラン変更はできません。しかし、Star Serverの公式サイトのマニュアルで、Star Server FreeのWordPressからStar ServerへのWordPressへの移行方法が解説されています。
サーバー間のWordPressの移行は、少し難易度の高い作業になるので、注意が必要です。
WordPressが使える初級者でも安心の無料サーバー3選比較表
この表は、横スクロール、スワイプで見ることができます。
XFree | XREA Free | Star Server Free | |
---|---|---|---|
インストールできるWordPress | 5個 | 1個 | 1個 |
ディスク容量 | 2GB | 1GB | 1GB |
独自ドメイン | 5個まで | 10個まで | 1個 |
データベース容量 | 100MB | Web領域と共有 合計で1GBまで |
50MB |
まとめ
- XFreeは、WordPressが動作する無料レンタルサーバーでは、当サイトイチオシ。
- XREA Freeは、管理画面を操作するためのAPIが提供されている無料レンタルサーバー。
- Star Server Freeは、管理画面が直感的で使いやすい無料レンタルサーバー。