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あなたが
制作会社に頼むのではなく、
自分でウェブサイトを作るとしたら、こう考えるでしょうか?
このサイトは、
シリウスなどのソフトで作るか、
それとも、WordPressで作るか。
昨今では、
世界中のウェブサイトの
実に「3割以上」が、WordPressで作られていると言われています。
現在、
世界中のウェブサイトの数は、
約17億5,000万サイトだそうです。
(Internet Live Statsサイトの調査による)
仮にそのうちの
3割だとすると、
WordPressで作られたサイトは
約5億3,500万サイトということになります。
う~ん。
ものすごく多いのか
そうでもないのか、
何だかよくわかりませんね (≧▽≦)/
実際にアクティブなサイトは、全体の25%程度だという報告もあるので、稼動しているサイトの数は前述の4分の1程度なのかもしれません。
残りの75%は、
アドレスはあるけど
稼動していないサイトだということです。
CMS(WordPressのようなツール)の中で見ると、WordPressのシェア率は、世界では約6割、日本では8割を超えているそうです。
他のCMSと比べて、
ダントツです。
WordPressサイトは、
今後も増えていきそうです。
ここであなたは言います。
「うん、
WordPressが
良く使われているのはわかったよ。
でも、自分のサイトを
どうしてもWordPressで作らなきゃならないの?」
「なんだか、
設定や操作が難しそうで、
WordPressにするかどうか迷ってしまうんだ」
そうですね。
そういう方も多いかもしれません。
WordPressを使うかどうか。
それは、
サイトの内容により、
目的により、
仕様により、
更新の仕方により、
判断が変わってくるでしょう。
そうすると、
サイトの姿まだ見えなくて、
方針がはっきり決まっていない時は、導入するかどうかが、なかなか決められません。
それでは困ります。
サイトの姿がまだ明確ではないけど、とりあえず発信を始めたい!
そして、あとから形を作っていきたい!
そう思う場合もあるでしょう。
そこで、
WordPressのメリット・デメリットをあげてみますので、考える材料にしてください。
(「わかるWeb」の見解です)
【WordPressのメリット(背中を押す一言)】
- 初級者でも簡単に美しいウェブサイトが作れる。しかも無料。
「なるほど!Webの知識も不要で、簡単に楽しく作れるね!」 - 「テーマ」によって、様々な見栄えと機能を使える。
「ブログのスキンみたいで便利だね!」 - ページの管理が楽なので、ひたすら記事を投稿して大きなサイトを作りやすい。
「記事やカテゴリの管理などが、ブログサービスと同じように楽だね!」 - 「プラグイン」によって、いろいろ便利な機能を追加できる。
「え、あんなこともこんなことも、ボタンひとつでできるの!?」 - 特定のパソコン上で作業するシリウスなどと違って、インターネットにつながっていれば、どの機器からでも操作できる。
「機器から自由になって、なんか自由人って感じ (`^´) 」 - 複数のメンバーで共同作業ができる。
「みんなでやると、はかどるね!」 - 世界的に信頼されている、今まさに旬なツールである。
「八百屋のおじさんも使ってたよ!」
どうでしょう?
次に、デメリットを書いてみます。
【WordPressのデメリット(腕組みをさせる一言)】
- WordPressを構成するファイルをいじって失敗すると、画面が真白になって途方にくれる場合もある。
「ああ、やっぱり素人の自分が、こんなことやらなきゃよかった!(T▽T)」
※大丈夫、解決策はあります。というか、構成するファイルをいじらなければよいのです。 - WordPress本体やプラグインなどの「アップデート」が頻繁にあって手間がかかる。
「毎日ポチポチ手動でアップデートしなきゃダメなの!?(T▽T)」 - 世界中の人に利用されているため、ハッカーの標的にされやすく、場合によってはセキュリティを強化する必要が出てくる。
「攻撃目標にされるの?まさか自分のサイトが? (゜∀゜lll)」
さて、結論です。
あなたが、コンテンツ作りに集中したかったり、どんどん記事(ページ)を増やしていきたいなら、WordPressを使いましょう。
一番の理由は、いったん設定してしまえば、投稿作業やページの管理が楽だからです。
デメリットもありますが、
メリットの方が多いはずです。
コンテンツ作りに集中するためには、最初は簡素なデザインでOKです。
まず記事の投稿に集中して、
WordPressに慣れてきたら、
少しずつ見栄えを整えていけばいいのです。
後から体裁を整えたり、
機能を加えていけること。
これも、WordPressのメリットです。
あなたの目的に向けて、
最短距離を進みましょう!
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さて。
「友だち地獄」
という言葉があるそうです。
いったい
どういう意味でしょうか?
友だちが多すぎて
来る日も来る日も飲み歩き、
楽しいんだけど、
胃腸が疲労困憊している。
ソルマックが必要なほどだ。
・・・いえ、違います。
友達が
蟻地獄みたいに、
私を地面に吸い込もうとしている!
・・・違います。
違いますが、ある意味
「人が作る地獄」
なのかもしれません。
「友だち地獄」とは、
社会学者の土井隆義さんが、
その著書で使っている言葉です。
どういうことでしょうか?
表面的な「優しさ」が語られる
今の日本で、
周囲から浮いてしまわないように
気を張り詰めて、
場の空気を読み、
誰も人を傷つけたり、
誰からも傷つけられたりしないように、周囲に同調する。
「友だち地獄」とは、
こんな状態を象徴する言葉のようです。
みんなに認められないのではないかと、ビクビクしながら、携帯やメールでお互いのつながりを確かめ合う。
今の若い世代には、
こんな心理が蔓延している、
と言われているようです。
でもこれ、
どこにでもありますよね。
若い世代だけではなく、
年配の世代にもあることでしょう。
「一緒につるんでいないと、
仲間はずれにするぞ」
という無言の圧力。
それにおびえて、
自分の気持ちを曲げてでも
周囲に合わせようとする性質。
「差別」や「仲間はずれ」というのは、人間社会において、世界中どこにでもあるのかもしれませんが、「自分を抑えても集団に同調しようとする気持ち」は、特に日本人に強いのではないでしょうか。
日本人が「群れたがる」原因として、臨床心理士でもある明治大学の諸富祥彦教授は、次のように説いています。
「何事に関しても目立たずに、周りと同じことをしなければならない」という強い「同調圧力※」が、日本社会に存在します。
※「同調圧力」とは、
少数意見を持つ人に対して、
周囲の多数派と同じように考えて行動するように、暗黙のうちに「強制」すること。
諸富教授は説きます。
多くの人が、
友達の集団や職場の集団のメンバーと「同じ価値観」のもとで、「同じ行動」をしなければ、安定した生活を送れない、と思い込んでいる。
そのように考える人にとっては、「周囲と群れて、つるみ、周囲と同じことをすること」が、最も安全な選択です。
その結果、
会社では、付き合いたくもないランチを同僚と付き合い、無理に一緒に過ごしたり、一人になることを避けて周囲に合わせようとする。
諸富教授は、
こうしてしまう始まりは、小学校の高学年から中学校にかけての集団生活にある、と考えています。
中学校までのこの時期に、
クラスの中ではいくつかの「排他的集団」に分かれ、生徒はいずれかの集団に属さなければ平和な学校生活を送れない。
そして、
集団に居続けるためには、
とにかく「周囲と同じであること」が要求される。
「周囲と違うと、どんなひどい目にあうか」ということを、この時期に無意識のうちに体に叩き込まれる、というのです。
でもこれは、
子供同士のことだけではなく、
先生(学校)からの圧力もありますよね。
「一人だけ違うことをしないように。
みんなの行動を乱さないように」と。
多くの場合、それを当たり前として過ごしてきているでしょうから、当面は疑問を抱かないかもしれません。
しかし、
誰もがそうであるように、
あるとき、周囲に流されない
自分オリジナルの考えを、
持たなければならなくなるでしょう。
生涯、一つの集団に所属するわけではないし、周囲に依存するスタイルを続けて生きていけるわけはないのですから。
しかし、
相変わらず社会全体には
「周りに合わせろ」という同調圧力があります。
この矛盾の中で、
どうしていいかわからなくなっている人も、いるかもしれません。
究極は、
息苦しい日本を脱出して、
海外生活を送る方法もあるかもしません。
でも、
すぐにそうできる人は、
少ないでしょう。
日本で生きるとしたら、
少なくとも、
自分が始めようとするビジネスにおいては、「同調圧力」の世界から脱出して、オリジナルの発想、行動力、判断を持たなくてはなりません。
孤独な作業からスタートして、
誰からも見えない暗いトンネルを、
出口が見えてくるまで進まなくてはならないことも、あるでしょう。
しかし、
誰が笑おうが、
ケチをつけようが、構ってはいられません。
人には「孤独力」が必要だと、
諸富教授は説きます。
それは、
学校では決して習わないことです。
周囲に左右されず、
孤独な時間に磨く力。
自分がどう感じて、
どう考えているのかを、
しっかり把握すること、
それが人間の成長につながるのだ、と教授はいいます。
その通りですよね。
周りとは関係なく、
自分が自分を認めて、
誰がなんと言おうと、
気にせずに進んでいくことも、必要です。
それは、
たった一人の時間で、
積み上げていくものでしょう。
最後は、
このコラムではお馴染み、
スター・ウォーズの生みの親
ジョージ・ルーカスの言葉です (^-^)
ジョージ!
苦しいとき・困ったときには、
あなたの言葉が効きます(爆)
「正しいか間違いか。
これは私の映画であり、
私の決定であり、
私の創造の空想である。
もし私の映画が嫌いなら、
見る必要はない」
このぐらい自分を信じて、
突き進でんもよいでしょうか!?