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【有用】WordPressの表示速度を落とさないようにする管理方法は?

WordPressの知識
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WordPressサイトの表示速度が落ちないようにするには?

WordPressサイトを運営していると、ページ内のコンテンツを増やしたり、プラグインなどで様々な機能を追加したりと、サイトを充実させることになります。

しかし、あまり付け足す作業ばかりしていると、それだけでページの表示速度は遅くなってしまいます。

表示速度が遅いと、閲覧者に対して不利になるばかりか、Googleの評価も落ちて掲載順位に影響するといわれています。

気づいたら表示速度が重くなっていた、とならないように、定期的に以下のことを確認しましょう。

プラグインのせいで重くなっている可能性をチェック

プラグインをあまりたくさん導入しすぎると、読み込む機能が多くなり表示速度が遅くなってしまいます。不必要なものや、機能が重複しているものは、なるべく停止したり削除しましょう。

特に、WordPressに大きな負荷がかかっていると言われるプラグインは以下のものです。

・「WordPress Popular Posts
・「All in One Seo Pack

しかし、これらのプラグインは利便性も高く利用している方も多いです。

そのため、以下の場合には対処をしましょう。

  • 人気記事を表示していない方は、「WordPress Popular Posts」を外す
  • 有料テーマなどに、「All in One Seo Pack」と同じ機能が付いている場合は外す

アクセス数が増えてきたら、性能が高いレンタルサーバーに変えることも検討

格安サーバーを利用している場合、アクセス数が増加すると表示速度も落ちてくるようです。その場合には、以下の措置などをすると表示速度も改善されると思われます。

  • 契約しているサーバーのプランを上位のものに変更する
  • もう少し安定性の高いレンタルーサーバーに乗り換える

サーバーって何?という方は、以下をページ参考にしてください。

【基本】Webサーバーって何?
サーバーとは、複数のユーザーやプログラム(クライアント)にサービスを提供するコンピューターのことです。Webサーバーとは、Webブラウザに対してHTMLや画像などの表示を提供するプログラムおよびそのプログラムが動くサーバーコンピュータです。

PHPのバージョンを最新にする

WordPressは、HTML・CSSなどの他にPHPという言語を用いて構築されています。そのPHPにもバージョンがあり、最新のものは古いものより2倍ほど実行速度が速いようです。

PHPを最新のバージョンにするには、契約しているレンタルサーバ会社のサイトで確認しましょう。

参考:ロリポップ PHP設定
参考:エックスサーバー PHPのバージョンについて

リビジョンや下書きなどの不要なファイルを削除する

記事を書き直したりと、何度も更新していると、リビジョン(Revision)というバックアップファイルのようなものが溜まってきます。リビジョンや下書きなどを放置していると、それだけでもページの表示速度に影響するようです。

また、記事を削除してもゴミ箱内に残っていると、これも圧迫する原因になりますので削除しましょう。

リビジョンを削除するには、プラグイン「WP-Optimize」を使うと一括で削除することができます。

  1. 管理画面からプラグイン「WP-Optimize」をインストールして最適化
  2. 画面左タブの「WP-Optimize」をクリック
  3. 「すべての投稿リビジョンをクリーン」の「最適化を実行」を押すとリビジョンがすべて削除される

これで完了です。

その他にも、ゴミ箱の投稿なども一括削除できるので便利なプラグインです。

WordPressサイトの表示速度を確認するにはどうするの?

WordPressサイトの表示速度が早いのか遅いのかを、感覚で判断することは難しいです。

そこで、Webサイトの表示速度を計測できるツールを使うと正確に判断してくれます。

ページの表示速度を判断するには、PageSpeed Insightsのサイトにいき、ページのURLを入力して「分析」ボタンを押すだけで簡単に計測することができます。

結果は、「パソコン」とスマホなどの「モバイル」両方の表示速度を診断することが可能です。

WordPressは、閲覧者によって表示する情報が最適化される動的ページです。そのため、最初から表示されるものが決まっている静的ページよりも表示速度が遅くなりがちです。

サイトの表示速度が遅くなると、それだけで閲覧者は「遅くて快適じゃないから違うサイトにいこう」と、サイトから離れてしまう可能性(離脱率)が高くなります。

また、サイトの表示速度がGoogleの評価要因の一つでもあるようですので、Google掲載順位にも関わってくるでしょう。

ですので、改善できるのであればサイトの表示速度を上げておきましょう。

なお、WordPressの表示速度を上げる具体的な方法は、こちらをご覧ください。

【対策】WordPressの表示速度(スピード)を上げる方法はあるの?
WordPressサイトの表示速度(表示スピード)が遅い場合、何らかの原因がある可能性が高いです。「画像ファイルのサイズが大きい」「無駄なコードの記述がある」「幾つもの読み込みが重なっており、時間がかかる」などがその例です。

まとめ

  • WordPressサイトは、メンテナンスしていないと表示速度が落ちる可能性も。
  • 表示速度が遅いと、閲覧者に対して不利になるばかりか、Googleの評価も落ちて掲載順位に影響する。
  • プラグインの整理や不要なファイルを削除する。
  • アクセス増加が原因なら、サーバ会社の変更も視野に入れる。
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