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Ping送信って何?
Pingとは、Packet Internet Groperの略語です。
インターネットなどのネットワークに接続されたパソコンが、外部のネットワーク機器と通信できているか、確認するためのコマンドのことです。
例えば、インターネットの導線工事を行ったときに、パソコンからインターネットに問題なく接続できるか確認するために、工事で取り付けたアクセスポイントなどにPingを送信し、問題なく接続されているか確かめます。
ただ、WordPressでPingという言葉が使われるときは若干意味合いが異なります。
WordPressにおけるPingとは、Webサイトを更新した時に、そのことを外部に通知する機能のことを表しています。
WordPressでは、標準でPingの送信先を設定する機能が備わっています。
Pingの送信先を設定することで、Webサイトへのアクセスが増えたり、外部のブログサービスなどにWebサイトの更新情報を掲載させたりすることができます。
ここでは、WordPressにおけるPing送信について詳しくご紹介いたします。
WordPressでのPing送信って何?
WordPressでPingの送信先を設定することで、自サイトの更新情報を送信先に通知させることができます。
自サイトの更新情報とは、「記事タイトル」「概要」「URL」などの情報です。
例えば、「にほんブログ村」や「人気ブログランキング」などのブログのポータルサイトにPingを送信すると、それらのブログポータルサイトに、自サイトの記事の情報が掲載されます。
そして、ブログポータルサイトの閲覧者は、掲載された自サイトの情報を見て、自サイトにアクセスしてくれるというわけです。
上の画像は、「にほんブログ村」の新着ブログ一覧のページです。
様々なブログの新着記事が、リストで表示されていることがわかります。これは各ブログの運営者が、ブログの更新の時に「にほんブログ村」へPingを送信したためです。
WordPressでWebサイトを運営していれば、ブログのポータルサイトのアカウントを作成して、自分のWordPressサイトを登録し、WordPressでブログポータルサイトへPingの送信先として設定しましょう。
そうすれば、自分のブログの新着記事もブログポータルサイトのリストに表示されるようになるでしょう。
Ping送信先を設定するには?
WordPressでPing送信先を設定するのは、とても簡単です。
まず「設定」を開き、次いで「投稿設定」を表示します。順番に見ていくと更新情報サービスというものが確認できますので、そこに設定したいPing送信先のURLを貼り付けます。
問題なく貼り付けられていれば、URLを削除しない限りは投稿が更新されるたび、設定先にPing送信されます。
Ping送信のメリット
Ping送信をすると、SEO対策上のメリットがあります。
まず、単純にPing送信先からの被リンク数が増えることです。
検索エンジンは、よいリンクがたくさんあるサイトにはプラスの評価を下すので、被リンク数が増えることは、SEO的にポジティブに受け止めましょう。
ただ、歓迎できるのはあくまでよいリンクであり、悪質なサイトからのリンクが多いとSEO的にプラスどころかペナルティを受けてしまうこともあります。
また検索エンジンにインデックスされやすいこともメリットです。
インデックスされなければ、検索エンジンの評価対象にならないので、されやすいにこしたことはありません。
Ping送信の注意点
Ping送信するときは、送信先が重複しているとスパム判定を受けるようなので、重複しないよう気をつけましょう。
また、送信が多すぎるときも、スパム判定を受けることがあります。
それに、Ping送信先が悪質なサイトである場合、悪質なサイトから被リンクを受けているということが評価としてマイナス判定になってしまうことがあるようです。
どこにでもいいから送信すればよい、というものではありません。
Ping送信先が多くなってしまったときのプラグイン「WordPress Ping Optimizer」
Ping送信回数がどうしても多くなってしまうときは、WordPressでは「WordPress Ping Optimizer」というプラグインがあります。
このプラグインを使うことで、Ping送信のタイミングを「記事の新規公開時」にのみに制限させることができます。
「WordPress Ping Optimizer」は、WordPressの管理画面からインストールできます。
早速インストールしてみましょう。
インストールができたら有効化しましょう。プラグインの設定画面を見てみましょう。
Ping送信先のURL一覧が、表示されています。
このURL一覧は、WordPress管理画面「投稿設定」の「更新情報サービス」のURL一覧と連動しています。
下の方に「Ping Now」というボタンがあります。
ここをクリックすると、好きなタイミングでPingを送信することができます。
実際にPingを送信すると、「Ping Log」が更新されます。
Pingの送信が正常に行われると、「Successfully Pinged」と表示されます。
何らかの理由でPingの送信でエラーが発生した場合は、赤い文字でエラーログが表示されるようになっています。
Ping送信先は、どこで入手したらよい?
Ping送信先が一覧で貼られているサイトがありますが、指定のURLが時間が経過して生きていない場合もあるため、何の確認もせずコピペで貼り付け、そのまま送信状態を確認もしないというのはおすすめできません。
WordPress Ping Optimizerを使うことで、Ping Logが流れ、きちんと送信されていないURLは赤文字でエラー表示されます。
一時的なエラーである可能性もあるのでそう心配することはありませんが、ずっと続くようならばエラーによってサーバーに負荷がかかることもあるため、URLを削除しましょう。
Ping送信先の例(経過や状況により変化します)
http://api.my.yahoo.co.jp/rss/ping
http://api.my.yahoo.co.jp/RPC2
http://ping.blo.gs/
http://ping.feedburner.com/
http://ranking.kuruten.jp/ping
http://jugem.jp/?mode=NEWENTRY
http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC
http://pingoo.jp/ping/
http://ping.bloggers.jp/rpc/
http://ping.speenee.com/xmlrpc
http://ping.blogranking.net/
http://ping.freeblogranking.com/xmlrpc/
http://ping.fc2.com/
http://ping.dendou.jp/
まとめ
- Pingとは、Packet Internet Groperの略。
- WordPressでのPing送信は、自サイトの更新をPing送信先へ知らせる機能。
- Ping送信を行うことで、被リンクの増加、検索エンジンからインデックスされやすいといったメリットがある。
- プラグイン「WordPress Ping Optimizer」を使うことで、SEO上のペナルティの回避が期待できる。